著者 :柊あまる
イラストレーター:ゴゴちゃん
レーベル :メローチュ文庫
出版社 :クリエイティブエンタテインメント
出版年月 :2020年2月
ジャンル :TL、会社物
ヒーロータイプ:鬼上司
ヒロインタイプ:やや天然
Hシーン :やや有り
あらすじ:
文具メーカーで働く穂乃果はちょっとウッカリ者の26歳。自分に厳しいが、部下にもスパルタな鬼上司の笹塚係長は大学の2つ上の先輩で、就活の時からお世話になっている。田舎の母に勝手にお見合いを進められそうになり、「今付き合っている人いるから無理」と電話で口走ってしまう。相手のことを根掘り葉掘り聞かれ、慌てて母が気に入りそうな設定を考えていたら、架空の恋人のイメージは笹塚係長だった。「いつ会わせてくれるん?」と約束させられ絶対絶命になった穂乃果は・・・
<ネタバレあり感想>
係長の笹塚が、ツンデレで、いつも穂乃果に振り回されて惚れた弱み全開で「仕方ないな」ってなってるのが萌えるんですよねぇ・・・
穂乃果は、おおざっぱでウッカリしてて鈍感で、人によってはイラっとするかもしれないけど、こんな穂乃果だから笹塚も可愛くてほっとけないんだろうなって思うし、ちゃっかりしてるところが完璧な主人公じゃなくて親近感持てます。
結構早い段階で「実は笹塚は元々穂乃果が気になってた」と読者には分かるのでますます振り回されにニヤニヤできるんですよね。
おまけに先に身体の関係ができて笹塚は「恋人のフリ」をやめたつもりなのに、穂乃果は「セフレ?」と思ってたり。
両親の襲来で誤解が解けてお互いの気持ちが確かめられたら、もう笹塚の激甘っぷりが止まらない。
「死ぬまで大事にして可愛がってやるから、覚悟しとけ」って・・・デレすぎる。
タイトルに偽りなしの溺甘なので、お好きな方はぜひ。