極上御曹司の契約プロポーズ(佐木ささめ、駒城ミチヲ、チュールキス)

TL小説

ジャンル   :TL、御曹司物
ヒーロータイプ:真面目系御曹司
ヒロインタイプ:健気系、真面目で地味、母性愛強し
Hシーン   :やや有り

あらすじ:
夏芽は高校生の頃から姉の遺した甥っ子光樹を育てている。光樹はギフテッド呼ばれるIQの高い子だが、夏芽によく懐いている。そこへある日、光樹にそっくりな光樹の叔父・志道が現れ、志道の兄の子である光樹を引き取りたいと言う。大企業の御曹司である志道の家ならばギフテッドの光樹に十分な教育を与えられると言われ、裕福な家庭ではない夏芽は悩み苦しむ。交渉を重ねていく中で、志道が夏芽に契約結婚を持ち掛けてきて・・・。

<ネタバレあり感想>

高校3年生の頃から今まで、新生児の頃から大事に大事に育ててきた甥っ子・光樹を、ぽっと出の、叔父を名乗る御曹司にかっさらわれそうになるヒロイン夏芽。
前半はそんな夏芽が光樹と引き裂かれる切なさに涙する展開ですが、後半は恋愛モードに入ってきます。
最初は「お宅じゃ貧乏だから光樹を育てられない」とでも言うように傲慢な態度だった御曹司・志道が、交渉していく中で、夏芽の光樹に対する深い愛情を知り、彼女を尊重して惹かれていきます。
志道のことを当初意識してない夏芽は、光樹にそっくりな志道を見るたびに「光樹が大きくなったらこんな感じなのか」と想像してるんですが、「自分を見てるのに自分を見てなくて、光樹のことばっか!」と志道が光樹にこっそり嫉妬してるのが萌えます。
志道の気持ちにとっくに気づいていた光樹に焚きつけられ、素直に好きといえばいいものを契約結婚を持ち掛けたことで、「愛されているように思えてもこれは契約」と夏芽に思われる始末(そりゃそうだ)。
とは言え、夏芽と結婚できて独り占めしたい志道がジレジレしたり、身体の関係を持てたら有頂天になって盛っている様子がとても素直でニヤニヤしてしまいました。

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