冷酷な宰相と身代わりの花嫁 (上原緒弥、いずみ椎乃、こはく文庫)
シャロンは侯爵令嬢だったが、父母が亡くなり叔父の伯爵家に引き取られる。優しかった叔父もすぐに亡くなり、その後は叔母とその娘アデラに使用人として扱われ、苛め抜かれる。19歳になった頃、アデラに冷酷で醜悪と有名な隣国の宰相マティアスと結婚するよう王命が下る。しかし、わがままなアデラはそんな結婚は嫌だといい、アデラの代わりにシャロンを送り出す。脅されてアデラの振りをして嫁いだシャロンは、マティアスが噂とは全然違う人物であることを知り、徐々に惹かれていくが、彼や周りを騙していることに罪悪感を感じて・・・