オオカミ皇帝は、巫女妻を喰らうように愛する 陛下、夜が激しすぎです、もうお許しください (すずね凜,敷城こなつ,ロイヤルキス)

TL小説

著者      :すずね凜
イラストレーター:敷城こなつ
レーベル    :ロイヤルキス
出版社     :ジュリアンパブリッシング 
出版年月    :2020年3月

ジャンル   :TL、ファンタジー
ヒーロータイプ:若き実力派皇帝、寂しい生い立ち、ロマンチスト
ヒロインタイプ:薄幸の巫女見習い、心優しく、芯は強い
Hシーン    :多め

あらすじ

大神殿が力を持つオーロール皇国では神託によって皇帝の妃が選ばれる慣習になっている。「満月の夜、水のある場所で出会う女性が未来の皇妃である」と告げられた皇帝グレゴワールはそれに内心不満を抱いていたが、ある晩、神殿内の泉の傍で美しい乙女に出会う。それは巫女見習いのペネロープだった。一目で恋に落ちたグレゴワールはそのままペネロープをさらって城に連れ帰り、「今宵からお前は私の妻だ」と告げ・・

ネタバレあり感想

サブタイトルのとおり行為のシーン多めです。
何しろさらってすぐに「今宵から妻にする」と言って始まりますので。
初夜は媚薬の力もあって、神殿で清純に育ったペネロープはあっという間に身体の悦びを教えられますが、すんでのところで「身体を結ぶのは愛する人と心を許し合い結婚してから!」と言って逃れます。
しかしグレゴワールもペネロープに本気なので次の日にはすぐに議会で結婚を宣言し、手続きも済ませます。
そしてその晩には身体も結ばれます。早い。
ペネロープも一目会ったそのときにグレゴワールに魅了されていたものの、身分差や急すぎる展開に素直に愛を伝えることはできません。
それでもグレゴワールの孤独に育った過去を知り、彼に寄り添おうと努めます。
一方、愛の示し方に不器用なグレゴワールはペネロープを喜ばせようとプレゼントを用意したのに物が立派すぎて受け取りを拒否されて逆上したりします。
(まぁ、このシーン、正直、私は逆上具合が凄すぎてドン引きだったんですけど)
そんなこんなありつつもペネロープはグレゴワールにふさわしい皇妃になろうと努力し始めるのですが、そこへ有力ライバル登場。
育ちが良く、グレゴワールに見合った女性が現れ、一時ペネロープは自信を喪い、引き下がりますが、彼の傍で生きると決めたことを思い出し、勇気を出します。
皇妃としての気品を身に着け、周りからも認められるようになったところへ更なる罠が待ち受けているわけですが、そんなこんなも乗り越えて、互いへの理解を深めていく二人なのでした。
今これを書くために読み返していて、「こんなにHシーン多かったっけ」っというくらい合間合間にやってます。
エロ多めが好きな方におすすめです。

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