著者 :佐倉伊織
イラストレーター:欧坂ハル
レーベル :ベリーズ文庫
出版社 :スターツ出版
出版年月 :2020年8月
ジャンル :TL、御曹司物
ヒーロータイプ:狙った獲物は逃がさない系御曹司
ヒロインタイプ:言うべき時はしっかり物言うフローリスト
Hシーン :やや有り
あらすじ
オフィスやブライダルの装花を手掛ける花屋で働くフローリストの紬は元カレに「仕事優先の欠陥人間」とフラれて以来、コンプレックスを持っている。とはいえ、今の仕事は天職だと思い、熱心に働いている。ある日、店長に頼み込まれて見合いをすることになったが、相手はかつて仕事先でのピンチを助けてくれたイケメンで・・・?
ネタバレあり感想
とにかくヒーロー太一がヒロイン紬へ愛を伝えまくるお話です。
思ったよりページ数あるんですが、一貫して愛し、ノロケてます。
紬が花屋としてある企業の役員フロアに花を活けにいった時に、そこの社員とトラブルになり、文字通り花を踏みにじる社員に抗議している姿を見て、太一はそのカッコ良さに惚れました。
何とかして彼女を自分のものにしたいと思い、アレコレ手を回して見合いに持ち込みます。
その席で、現在はコンサルタント会社で働いているものの、将来的には実家の大手商社を継ぐと聞かされた紬は「世界が違い過ぎる」と引け腰になりますが、「結婚を前提に付き合って欲しい」とグイグイ来られ、弁の立つ相手に敵わずまた会うことを約束します。
紬の仕事に理解を示し、御曹司でありながら気取ったところのない太一に惹かれていく紬。
他の女に嫉妬することで想いを自覚します。
なんやかんやありつつもプロポーズを受け、また結婚式までにも世界の違いやら元カレの登場やら色々あります。
ただ、まぁ、最初にも書いたとおり、ヒーロー太一は紬にベタぼれでひたすら「俺の紬、かわいい、俺の妻、最高」って思ってるし、口にしてますので、「彼の気持ちがわからない」的なイザコザは無いですね。
ピンチの時は毎回颯爽と助けてくれます。
「仕事を大事にする私に理解があって、超愛してくれるスーパー彼氏(しかも性欲強いらしい)」を満喫できるお話です。