白銀の騎士団長の過剰な情愛 (すみれ 晶、芦原 モカ、ティアラ文庫)

TL小説

著者      :すみれ 晶
イラストレーター:芦原 モカ
レーベル    :ティアラ文庫
出版社     :プランタン出版 
出版年月    :2017年7月

ジャンル   :TL、ファンタジー物
ヒーロータイプ:一途である意味潔癖、イケメン騎士団長
ヒロインタイプ:賑やかな王都より地方の領地を好むピュアで控えめな令嬢
Hシーン   :有り

あらすじ

妖精や魔物の伝説のあるミストレル領に住む貴族の娘アシュレイは、10歳の時に温室で倒れていた青年を助ける。それはこの土地の領主の息子、シオン・ミスルホーンだった。身体の弱い5つ歳上の彼に気に入られ、一緒に過ごしているうちに二人は仲良くなったが、19歳になり、たくましくなったシオンは一族の跡取りとして騎士団に入り、王都へ行ってしまう。4年後、立派になって帰ってきた彼はアシュレイに熱烈な求愛をしてきて・・・?

ネタバレあり感想

もしこの本が文庫として書店に平積みされていたら、絶対

『受け入れてくれますか?私の猛る一角獣を・・・・』

っていう帯が付いてましたよね!?っていうくらい、このセリフが強すぎます。
一瞬「ギャグ?」って思ってしまった。

シオンの祖先は伝説に出てくる一角獣と乙女であり、シオンにもその体質が受け継がれています。
そのため、運命の相手というべき乙女の存在が必要で、シオンにとってのそれがヒロイン・アシュレイでした。

一角獣は、乙女に絶対の忠誠を誓い、純潔を捧げます。なので、発情期が来ても、その辺の女性で発散したりせず、自分で処理して耐えます。
乙女にも純潔を求めます。
乙女の愛を得ることでパワーモリモリですが、乙女が死んだら自分も息絶えそうなくらいの執着です。

アシュレイもシオンのことを慕っているから全然いいんですけど、そのぐらい一角獣の執着と性欲が強いので、お相手するのはなかなか大変そうだなーと他人事ながら思いました。
後日談でも「そんなとこで、そこまでやるか」というくらい盛ってて、ご馳走様でした(笑)

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