著者 :花子
イラストレーター:那無人
レーベル :アマゾナイトノベルズ
出版社 :アマゾナイトノベルズ
出版年月 :2019年1月
ジャンル :TL、現代物
ヒーロータイプ:エロが生活の中心の男子高校生たち
ヒロインタイプ:エロに興味はあるが地味な喪女で処女。
Hシーン : 有り
あらすじ
マキは黒縁眼鏡で地味な見た目の25歳社会人。男性と付き合ったことがない処女だが、性への興味は人一倍。ある日、高校生の弟の部屋からオカズを借りようと部屋に入ったら弟とその友人がいた。しかも大事なところを出して。二人の不毛な争いに巻き込まれたことからあれよあれよとマキはエロの世界に引きずり込まれて・・・?
ネタバレあり感想
この小説の販売サイトの紹介に「傑作エロコメディ」とありましたが、まさにその通り。
タイトルからして「ふしだらなやつら」で、この表紙なので倫理観強めな方は受け入れられないかもしれません。特に近親相姦と3Pがアウトな人は要注意ですね。
「私もマキと一緒でエロに興味津々です」みたいな方は楽しめます。
マキは黒縁眼鏡でおしゃれにも疎く地味な一見委員長タイプ。でもお勉強ができるわけもなく単なるムッツリ。エロに興味がありすぎて人一倍性欲があるけど、現実のお付き合いはしたことがない。
エロ漫画を読みながら自己開発する日々。
マキにはそこそこイケメンな男子高校生の弟がいる。
いつも弟の部屋からDVDやら雑誌のオカズを借りて見ているので、その日も留守だと思って部屋に踏み込んだら弟とその友人が。
しかもなぜか二人とも大事なところを出している。
いやぁ、私、この時点で「あれ?この話ってBLカップルを見守る主人公の話だっけ?」って本気で思いましたね。
しかし、幸か不幸か全然違った。
二人は互いのイチモツの大きさを競っていたのであった。
呆れてドン引きしてるところを「おねーさんに判定してもらおう」と審判員に任命されるマキ。
この「おねーさん」と呼んでくる弟の友人エイタが、二次元にしか存在しないレベルのイケメン。
女慣れしてて人懐こい彼のペースに巻き込まれ、大きさの判定をするだけのはずがどんどんおかしな道へ。
弟に処女であることを暴露された挙げ句、エイタにマキの性に対する大きすぎる興味を見抜かれ、「こんな体験、今後できないかもよ?」「ちょっと入れるだけ」と要求が大きくなってきます。
そしてマキも好奇心が抑えられず、ちょっとだけなら・・・と心ぐらついている間に、快楽に堕ちていきます。
さらには、「ねーちゃんなんかじゃ勃たねー」と言い放っていたはずの弟まで鼻息荒くのしかかってきて・・・。
エイタもキョウスケもモテまくりの高校生なので、ぶっちゃけ「ヤリ○ン」なんですよ。(さすがに伏せ字)
女の子を取っ替え引っかえして、経験もいっぱいある。
しかし、そんなエイタをして「マキちゃん、名器じゃね」と言わしめる身体の持ち主だったことが判明。
もう他のオンナの身体では我慢できなくなっちゃった、やりたい盛りの高校生たちの餌食になるマキ。
こう書くと悲惨な感じなんだけど、そこはコメディなので。
マキもやられっぱなしじゃなくて対策するんだけど、ことごとく奴らに効かない。
口でも悪態付くんだけど、彼らの方がクチもテクニックも上手くて、マキの敏感な身体はすぐ快楽に流されちゃう。
そんなエロメインのストーリーなんですが、実はちゃんとラブストーリーでもあります。
女の子とチャラチャラ遊んでたエイタと自分に自信の無いマキという2人の身体から始まった恋がどんな結末になるのか、ぜひぜひお楽しみください。