著者 ：月神サキ
イラストレーター：坂本あきら
レーベル ：ティアラ文庫
出版社 ：フランス書院
出版年月 ：2017年5月
ジャンル ：TL、ファンタジー
ヒーロータイプ：ヒロイン至上主義の絶倫
ヒロインタイプ：素直で純粋。ヒーローの押しにタジタジ。
Hシーン ： 有り
あらすじ
公爵家令嬢のティナは同じく公爵家の子息ミルドと幼い頃から婚約している。ティナが成人して結婚したが、初夜からミルドに求められっぱなしで疲労困憊。大好きだから拒めないけれど、毎晩続く絶倫ぶりに危機感を抱いた彼女が取った行動は・・・？
ネタバレあり感想
再読です。
前回読んだ時はそんなに刺さらなかったようです。
たぶん、ヒーローのミルドのヤンデレっぷりが怖かったと思われます。
月神先生の作品、他に何を読んでいたかな？と過去記事を読み返してみたら、
『美女と野獣の絶倫新婚生活』が出てきましたが、これまたヒーローが絶倫でした。
今回の作品の後書きで月神先生も書いていらっしゃるのですが、「ヒーローが基本絶倫」。
美女と野獣のヒーローも何だかんだヒロインを言いくるめてやりっぱなしでしたが、今回の作品のミルドはさらに口が上手い・・・というか、はっきり言って「拗ねと脅し」でヒロインを断れなくした上で「いっぱい抱いてもいいよね？」と言質を取ってくる感じ。
正直、腹黒すぎて好感度は低い。
ミルドがヒロインのティナしか眼中にないティナ至上主義じゃなかったら許さんよ、マジで。
ミルドのことが大好きで従順なティナですが、さすがにこのままでは自分が壊れてしまうからどうにかせねば、と考えます。
そんなときに「精力減退の薬」の噂を聞きつけます。
ミルドに黙って薬を盛るなんて・・・とためらうものの、とうとう限界を感じて手を出してしまいます。
さて、その後の2人がどうなったかは読んでいただくとして、とりあえず言えるのは「やっぱりミルドは腹黒くて執念深くて怖ぇ～」ってことですね。
完全に囲い込まれてる感じですが、ティナが純粋で絶倫以外はあんまり疑問感じて無くて、ミルドのことを大好きだから、結局のところハッピーエンドなんでしょうな。
こういうお話なので、Ｈシーンはとってもとってもとってもいっぱいあります。
絶倫の名に恥じない。
ヤンデレ絶倫ヒーローがお好きな方にオススメです！