記憶喪失の花嫁~悪魔な王宮教師と甘々な王子殿下に愛され放題の日々~ (立花実咲,ことね壱花 ,ロイヤルキス)

TL小説

著者      :立花実咲
イラストレーター:ことね壱花
レーベル    :ロイヤルキス
出版社     :ジュリアンパブリッシング 
出版年月    :2020年2月

ジャンル   :TL、ファンタジー
ヒーロータイプ:キラキラ誠実系王子、クールでS系の側近
ヒロインタイプ:健気系令嬢
Hシーン   :有り、3Pあり

あらすじ

伯爵家の令嬢ミレーヌと国の第一王子アンドレと二つ年上の公爵家のトリスタンの3人は幼馴染として仲良く育った。学校を卒業し、今ではそれぞれの立場に置かれているので、いつも一緒にはいられないがミレーヌは2人のことを大事に思っている。しかし、伯爵家の財政が苦しくなり、王から援助を受ける上で、ミレーヌはアンドレと婚約することになる。アンドレのことは幼馴染として好きだが、ミレーヌが恋心を抱いているのはトリスタンである。アンドレが向けてくれる想いとトリスタンへの想いに苦しんだミレーヌは・・

ネタバレあり感想

実は無理やりじゃない複数モノが好きなので、表紙からして「これは3Pでは?」と思い読みました。
3Pに至るまでが意外に長くて、終盤でした。

アンドレはミレーヌが好き、ミレーヌはトリスタンが好き、トリスタンも実はミレーヌが好きだけど、立場的に言えない。
そんな三角関係から始まります。
アンドレはミレーヌの気持ちに気づいていて、「(トリスタンとの関係を)一度なら許す」と言い、ミレーヌは思いきってトリスタンに「結婚する前に最後に抱いてほしい」と頼みますが、断られます。
「二人に対して不誠実なことをしてしまった、本当は二人とも好きでいたいだけの欲張りだ」と自分を責めたミレーヌは、偶然湖に落ちた際、自分が消えてしまえばいいと願い、助けを呼ばずにそのまま沈んでいきますが、間一髪助けられ、記憶を失います。

記憶を失い人形のようになってしまったミレーヌを見て、アンドレもトリスタンも後悔します。
私はここからのトリスタンの考え方がよく理解できなかったんですが、トリスタンはミレーヌに「王族が結婚する前に手ほどきをする花嫁メイド」の役割を与えることをアンドレに提案します。
そんでもって、自分が教育係だからといってミレーヌに教育を始めるんですけど、ちょっとその辺の方針の変換が激しすぎて「え、最後に抱くことを拒んでおいて、急にノリノリだね!?」と一瞬置いていかれました。
私基準では「そこまでやったら教育の範疇を越えてますよね?」ってとこまでするし。
対照的にアンドレがむっちゃ紳士に思えました。

最終的には「重婚しようね」ってことでまとまります。
記憶を失う(最終的にはほぼ戻る)ことと引き換えに、二人を愛し二人に愛されたいというミレーヌの本当の願いがかなったということでめでたしめでたし・・・?
ミレーヌが死んでしまうくらいならと後悔した男たちが勇気を出したということなのか?
まぁ、私は3P見られたから何でもいいですけど、できれば2人めは違う体位でやってほしかったな!

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